LED電球寄贈のお願い
この夏、大津波被害を受けた名取市閖上(ゆりあげ)地区で
灯篭流しのイベントを行うために、どうしてもLED電球が大量に必要です。必要な数は、1000個。予算不足から確保の目途が立たず困っております。
1個でもいいです。ご提供頂けないでしょうか?
どうしてLED電球が必要か?
イベント開催予定場所の、名取市立閖上中学校は電気が来ていません。仮設で電気を引こうにも近くの電柱が津波で亡くなっているので、電柱から立てなくてはいけません。電柱を立てるには地権者の許可が必要なのだそうで、とても期間的にも間に合わないのです。
開催場所は、震災当日、校舎2階まで津波が来たところです。
警察からは、万が一にも津波が来たらどうするか?避難経路の明かりを確保するように、と言われております。
一時避難場所として、校舎3階、そして屋上までの階段の明かりを確保しなくてはいけません。
電気が来ていないので、発電機で電気を作り、照明が必要です。
工事現場で使う発電機付の照明も検討しました。それは、避難経路の道路上に使うことにしました。
でも、校舎内、及び、会場のグラウンド内にそれを設置するには、明かりが強すぎて、我々が大切にしている雰囲気を壊してしまうため、使用を見合わせました。
必要な明かりは、会場周辺、そして避難経路の校舎内階段全てを、サブ会場の近くの小学校分も含めると、実に1キロ分ありますが、これを、提灯コードというものを使って、これに電球をつけるという計画を立てました。
しかし、問題になったのは、電力量。普通の電球では電力が足りません。なにしろ全てを自己発電で賄わなくてはなりませんから。だから、電力量を大幅に節約できるLED電球が必要なのです。
どうしてそんな会場でやるの?

昨年まで、名取夏祭りで花火の前に行っていた灯篭流しは、名取川河口で行っていました。
しかし、今年は、このあたりは、がれきの山となっていて使うことができません。
名取川の河川敷も考えました。しかし河川敷は震災後に地盤が緩んでおり、一般の方々が河川敷に降りることは危険と、許可がでませんでした。
そこで、関係者が名取川河口で灯篭流しをして、それを中継して、近くの中学校校舎で大型スクリーンでライブ中継をする、ということを企画しました。遺族など一部関係者様には直接土手の上からご覧頂きますが。
更に、中学校でやるのには訳があります。
名取市閖上(ゆりあげ)地区は、ずっと平野が続き、海の方から一番近い高い建物が、鉄筋3階建ての中学校校舎です。多くの方々が、この中学校校舎を目指して、途中津波にあいました。
その犠牲者の霊をなぐさめるためにも、中学校校舎への道に、灯篭を飾り、さまよう霊に道しるべを示してあげたい。そして成仏して欲しい。そんな思いもあって、企画しました。
無茶な計画ですが
もともと、被災地で、それも、本当の被災地のど真ん中でイベントをやるなんて無茶な計画なんです。
昨年までやっていた花火が中止と観光協会役員会で話が出た時、花火を別の場所で、山手の方でやればいいじゃないか?そんな意見もありました。

でも、花火よりも、まずは灯篭流しをやらないといけない。昨年までは先祖供養のために行っていた灯篭流し。今年は、およそ1000人もの人が一瞬にして亡くなってしまいました。この亡くなった人達の鎮魂のため、灯篭流しはどうしてもやらないといけない。そんな気持ちは皆同じ。
そして、灯篭流しや、祈りを込めた飾り灯篭は、多くの方が亡くなった場所近くでと。
無謀な計画ですが、実現するには、いろいろな問題が山積していますが、なんとしても実行しようとしています。
だから、ご協力をお願いします
1個でもいいです。LED電球の提供をお願いします。
必要とするLED電球は、普通のはだか電球の20Wから40Wに相当するLED電球です。
家庭で通常の電球の代わりに取り付けられるものです。
LED電球をご提供頂ける方は、以下に直接送付お願いします。
(注)送付前に、このホームページでまだ受け付けていることをご確認下さい。
送付先:
〒981−1211
宮城県名取市高柳字下西51−2
(株)アットシステム内
なとり観光復興プロジェクト事務局 佐宗(さそう)
電話 022-385-1593
販売灯篭(寄付)もお願いします
警備、その他イベント開催には莫大な費用がかかります。
通常地元企業から寄附金を募りますが、地元企業も被災しているため、寄付を集めることができません。
そこで、中学校の入口に飾る予定の灯篭を、販売して寄付頂くということにしました。
ご協力をお願いします。
>> 灯篭のご購入について